デザインが、ボトルネックだった
アイデアはある。言葉にもできる。でも、ビジュアルにできない。
エンジニアに頼む余裕はない。フリーランスデザイナーへの依頼は1件3万円以上。それを何度も往復する時間と費用が、ずっとネックだった。
「プロンプト書いたら、デザインになる。そのままコードにもなる。」
そういうツールが出た。2026年4月17日の話。
Claude Designとは何か
Anthropicが突然リリースした。名前は「Claude Design」。
ひと言で言うと、「プロンプトをデザインに変えるAIツール」。FigmaもCanvaもデザイナーも、いらない。裏で動くのはClaude Opus 4.7。Anthropic最新の視覚特化モデル。
作れるもの: UIプロトタイプ、LPワイヤーフレーム、ピッチデッキ、マーケバナー。
競合他社のツールは「複雑なページを再現するのに20回以上のプロンプトが必要だった」。Claude Designでは、2回。教育テクノロジー企業Brilliantのシニアデザイナーが実際に検証した数字。
Figmaの株価が、発表日に急落した。それだけのこと。
実際に使ってみた——操作の全工程
操作は、シンプル。難しいことは、何もない。
Step 1 — インプット
テキストで伝えるだけ。「シンプルなLP、作りたい。ターゲットはAIに興味のある20代〜30代。メインカラーはダークパープル。」それだけでいい。既存サイトのURLを貼れば、今のブランドカラーやフォントをそのまま読み込んでくれる。
Step 2 — 初版生成
Claude Opus 4.7が数秒で初版を出力する。「まず形にする」スピードが、尋常じゃない。
Step 3 — チャットで修正
「余白をもっと広く」「見出しのフォントを太くして」「右側の画像を削除」。会話するだけ。コードは書かない、触らない。
Step 4 — スライダーで微調整
Claudeが自動生成する「カスタムスライダー」が地味に天才。グロー効果の強度、要素の密度、テキストの重みを、ドラッグで直感的に操作できる。デザイン経験ゼロでも、感覚だけで動かせる。
Step 5 — 書き出し
PDF、PPTX、HTML、Canvaへの書き出し。そして——「Claude Codeに渡す」ボタン。
Claude Codeに渡してみた——ここが、核心
コードが書けない私が、なぜClaude Codeを使えるのか。
Claude Designでデザインが完成したら、ボタンを1回押す。それだけ。
Claudeが「ハンドオフバンドル」を自動で生成する。デザイン仕様、アセット、実装指示書がひとつにまとまったパッケージ。それをClaude Codeが受け取って、HTML・CSSに変換する。
私がやったこと: プロンプトを書いた。ボタンを押した。以上。
エンジニアへの説明資料を作る必要がない。仕様書の往復確認もない。「探索→プロトタイプ→本番コード」が、一人で完結する。
Claude Codeとの関係性は、いつも同じ。「私が考える、Claudeが実行する」。それだけ。
① プロンプト入力
「こんなLPにしたい」テキストで伝えるだけ。URLを貼ればブランド情報を自動取得。
Claude Design② 初版デザイン生成
Opus 4.7が数秒で出力。チャットで「もっとシンプルに」と話しかけて修正。
Claude Design③ スライダーで微調整
Claudeが自動生成するカスタムスライダー。余白・密度・グロー効果をドラッグで操作。
Claude Design④ ハンドオフバンドル生成
ボタン1回。仕様書・アセット・実装指示書が自動でパッケージ化。
Claude Design⑤ Claude Codeがコード化
バンドルを受け取り、HTML/CSSに変換。本番デプロイへ。コードは一行も書かない。
Claude Codeやってみてわかったこと——3つの気づき
① デザインシステムを読み込ませると、2回目以降が爆速になる
既存サイトのコードベースとデザインファイルを最初に読み込ませる。以降のプロジェクトは全部、自動でブランドカラー・フォント・コンポーネントに統一される。「うちのカラーは〇〇で、フォントは……」という説明、永遠に不要。
② 「往復コスト」が消えた
デザイナーへの説明資料。エンジニアへの仕様書。修正依頼のメール。全部、消えた。一人で探索→プロトタイプ→コードまで完結する。これが何を意味するか——時間だけじゃない。意思決定の速度が、変わる。
③ 今はまだベータ。完璧じゃない
Claude Designは現在リサーチプレビュー(ベータ)。複雑な実装は手直しが必要なケースもある。でも「たたき台が10分で完成する」なら、十分すぎる。完璧を待つより、使い倒しながら慣れた方が早い。
「デザインできないから作れない」は、もう言い訳にならない
使えるプランは Pro・Max・Team・Enterprise。Proプランに入っていれば、今すぐ追加費用なしで使える。
コードは不要。デザイン経験も不要。必要なのはプロンプトだけ。
アイデアを持っているのに、ビジュアルにできないから止まっている。そういう人が、世の中に多すぎる。
非効率は罪。Claude Designを使っていない理由、まだある?