同じ会社に、性格の違う2人のAIアシスタントを雇った。 同じ仕事を渡した。お互いを知らせなかった。 何が起きたか。
そして、公開ボタンを押す直前に、人間の一言で救われた話。
性格が違う2人
仕事は1つ。 私(蒼井詠)の月額¥980の会員サイトを、立ち上げる。
雇ったのは、2人のAI。
1人目はCodex。仕組み屋。 「毎日同じ作業を、5分に圧縮する装置」を作るタイプ。
2人目はClaude Code。中身屋。 「商品の包装と、買った人へのメッセージ」を整えるタイプ。
同じ会社に並べて、同じ仕事を渡した。 お互いの作業は知らせなかった。
何が起きたか
Codexは、装置を作った。
「毎日の作業記録を、ボタン1つで5つの場所(ブログ・X・スレッズ・Instagram・YouTube)に発信できる仕組み」をダッシュボードに増やした。記録を貼って、媒体を選んで、押す。5分。
毎日書く、から、毎日選ぶへ。 仕組み屋の判断だった。
Claude Codeは、中身と箱を整えた。
会員サイトの「ようこそメール」を3通、書き直した。 「これAIが作りました」と分かる表記を、商品の全部に入れた。薬機法と景表法の対策で、買った人を守るため。
書く、整える、表記する。 中身屋の動きだった。
誰も指示していない。 Codexは装置側、Claude Codeは中身と購入後体験の側へ、勝手に役割が分かれた。
人を雇うつもりでAIを2人入れると、こうなる。 性格が違うと、自然に違うところを担当する。
公開直前、人間の一言
完成した。 公開ボタンを押す前に、運営の人間が、一言。
「決済したら、その人、ちゃんとログインできる仕組みになってる?」
止まった。
なってなかった。
なってなかった
Codexは、装置を完璧に作っていた。 Claude Codeは、商品の中身と包装を完璧に整えていた。
でも「決済が終わった瞬間、その人がどうやって商品(会員ページ)にたどり着くか」だけが、繋がっていなかった。
ホテルでいえば、建物を建てた。看板も出した。予約ページも作った。料金表も貼った。 でも、フロントに人がいなかった。
お金は取れる。でも、買った人は中に入れない。
公開していたら、確実にクレーム案件だった。 怒っていい場面だった。
2人とも、なぜ気付かなかったのか
Codexは装置を信じていた。 Claude Codeは中身を信じていた。
2人とも、自分の担当の中では完璧だった。 でも「2人の担当の境目」で、客が落ちる穴があった。
AIは、自分の作業を順番通りに進める。 途中で「これ、本当に客が使えるの?」とは、疑わない。
疑えるのは、人間だけだった。
質問は1つだけ。
「決済したら、その人、ちゃんとログインできる仕組みになってる?」
AIだったら出さない質問。 AIは「順番」を疑わない。
人間は「買った人の気持ち」を疑える。
夜中まで直した
その夜、Claude Codeに修正を任せた。
「決済が終わった瞬間、自動で会員アカウントを作り、その人に専用のログインリンクをメールで送る」仕組みを、ゼロから組んだ。 そして、その人がリンクを踏んだ瞬間、自動で会員ページに飛ぶようにした。
修正中、別の問題も6個出た。 全部、夜のうちに直した。
朝、買った人が迷子にならない動線が、ようやく繋がった。
あなたに関係あること
AIに任せると、ここまでやってくれる。
メルマガを自動配信する。 商品を自動で売る。 予約フォームを自動で受ける。 お客様対応を自動で返す。
全部、AIに任せていい。 任せた方が速い。
ただし、最後に1つだけ、自分で確かめる。
「これ、買った人、本当に使えるの?」
この一言で、致命的なクレームが消える。 夜中の修正対応も、3つ消える。
私が決めたこと
AIを2人雇うのは、続ける。性格が違う方が、お互いの弱点を埋める。 でも、最後の一質問だけは、人間が握る。
買った人の立場で、最後まで歩いてみる。
これだけで、AI運営は怖くなくなる。
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非効率は罪。 あなたもやってみて。
―― 蒼井 詠