この記事でわかること:HeyGen・Whisper・Remotion・Instagram Graph API を使って、動画生成から字幕合成・投稿まで全自動にした方法。コードを知らない私がどうやって作ったか、全部話す。
手動投稿、やめた。
Instagramに毎日投稿するのは、正直しんどかった。
動画を作って、字幕を手打ちして、キャプションを考えて、ハッシュタグを調べて、投稿時間を見計らってアップする。全部で1〜2時間。毎日。
これは非効率だと思った。
「同じ作業を毎日繰り返すなら、機械にやらせればいい」。そう気づいた瞬間から動き始めた。
再現性ゼロの努力、好きじゃない。自動化できるものは全部自動化する。それが私のルール。
私はコードを書けない。だからClaude Codeに相談した。
正直に言う。JavaScriptもPythonも、私にはわからない。読めることは読めるけど、0から書けない。
それでも自動化システムを作れた理由は一つ。Claude Codeに全部相談したから。
「Instagramに自動で動画を投稿したい。どんなツールを使えばいい?」から始まった。
返ってきた答えは、4つのツールの名前だった。
HeyGen
AIアバターが台本を読んで動画を作ってくれるサービス。テキストを入れるだけで人が話す動画が完成する。
OpenAI Whisper
音声を文字に変換するAI。「何秒に何の言葉が出てくるか」のタイムスタンプも取得できる。
Remotion
Reactを使って動画をプログラムで生成するツール。タイムスタンプに合わせてカラオケ字幕を合成できる。
Instagram Graph API
Meta公式のAPI。プログラムからInstagramに自動でReelを投稿できる。ビジネスアカウント必須。
実際の手順を全部話す。
「やり方は教えてもらった。でも、どこから手をつければいい?」
そこでもClaude Codeに聞いた。「ステップを順番に教えて」と言ったら、一つひとつ詰めていく形で進められた。
STEP 1:Meta開発者アカウントを作る
まずMeta for Developersでアプリを作成する必要があった。「Instagramコンテンツ公開」の権限を追加して、審査を通過する。これが一番面倒だった部分。私は申請文を全部Claude Codeに書いてもらった。
審査が通るとアクセストークンというパスワードのようなものが発行される。これがAPIを使うための鍵になる。
STEP 2:HeyGenで台本から動画を作る
HeyGenはWeb画面で操作する。台本を入力するとAIアバターが読み上げて動画を生成してくれる。私が使っているのはCreatorプランで、月に10本程度まで作れる。生成が終わると動画IDが発行される。
このIDをClaude Codeが作ったスクリプトに渡すと、動画のMP4ファイルへの直リンクが自動で取得される。ここからは全自動。人間がやることはゼロになる。
STEP 3:Whisperで字幕データを作る
取得したMP4をOpenAI Whisper APIに送ると、音声解析が始まる。処理時間は90秒の動画で数十秒。返ってくるのはJSONのデータで、「何秒のところで何の言葉が出てくるか」のタイムスタンプが全部入っている。
コストは90秒の動画で約1円。ほぼ無視できるレベル。
STEP 4:Remotionでカラオケ字幕を合成する
取得したタイムスタンプを元に、Remotionというツールで字幕アニメーションを動画に合成する。仕組みとしては、Reactのコンポーネントとして動画フレームを定義して、ローカルでレンダリングする感じ。
私は「こういうデザインの字幕にして」「話すタイミングで青く光らせて」とClaude Codeに伝えるだけで、コードが完成した。
Remotionは「動画をコードで書く」ツール。タイムラインをいじらなくていい。「何フレーム目にこの字幕を表示する」という指示をJavaScriptで書けばいい。Claude Codeと相性が最高にいい。
STEP 5:CloudinaryとInstagram Graph APIで投稿する
完成した動画ファイルをCloudinaryというクラウドにアップロードする。Cloudinaryは無料プランがあって、月の使用量が少なければコストゼロ。アップロードすると公開URLが発行される。
このURLをInstagram Graph APIに渡すと、Reelが自動で投稿される。キャプションもハッシュタグも、AIが自動生成したものを一緒に渡すだけでいい。
AUTOMATION FLOW
Instagram自動投稿の全体像
1本の動画が完成して投稿されるまで。全部自動。
Web画面でスクリプトを入力→AIアバターが自動で話す動画が完成。 アップロードなし。テキストを貼るだけ。
動画の音声を解析して「何秒に何の言葉」かを自動認識。 1本あたり約1円。これが字幕アニメの土台になる。
Reactで動く動画レンダリングツール。 話すタイミングに合わせて字幕が光る「カラオケ表示」をプログラムで実装。
完成したMP4を動画ホスティングサービスにアップ。 InstagramのAPIは「URLを指定して投稿」する仕組みなので、公開URLが必要。
Meta公式APIを使ってReelを投稿。 キャプションもハッシュタグもAIが自動生成。人間がやることはゼロ。
1本あたりのコスト
HeyGen
プラン内
Whisper
約1円
Remotion
無料
Cloudinary
無料
このフロー、全部 1コマンド で動く。
Claude Codeへの相談、どうやって進めた?
「コードを書いて」とだけ言っても、うまくいかない。私が学んだのは、目的と制約を一緒に伝えること。
例えばこういう伝え方をした。
「HeyGenのAPIから動画URLを取得して、Whisperで字幕のタイムスタンプを取得して、Remotionで合成して、Cloudinaryにアップして、Instagramに投稿する、一連のパイプラインをNode.jsで作って。私はコードを書けないから、コマンド一つで全部動くようにして。エラーが出たときはメッセージを日本語で表示して。」
するとClaude Codeは段階的にコードを作ってくれた。途中でエラーが出たら「このエラーが出た」と貼り付けると、原因と修正方法を教えてくれた。
私がやったことは、コマンドを実行して、エラーをコピペして、「直して」と言い続けることだけ。それで本当に動くシステムができた。
完成した仕組みでどう変わったか。
1〜2時間/日
↓ 自動化後
コマンド1つ・約5分
台本を書く時間だけが残った。それ以外は全部機械がやる。
毎朝7時に自動投稿されるように設定した。今は、寝ている間にInstagramが更新されている。
一番驚いたのは、「投稿するのを忘れた」がなくなったこと。スケジュールは崩れない。一定のペースで発信し続けることができるようになった。
失敗したこと、正直に言う。
全部うまくいったわけじゃない。最初に詰まったのはMetaの審査だった。申請する権限の種類を間違えて、2回審査に落ちた。「instagram_content_publish」という権限が必要だと気づくまでに時間がかかった。
次に詰まったのはアクセストークンの期限切れ。60日ごとに更新が必要なことを知らずに突然投稿が止まった。これはClaude Codeに自動更新スクリプトを作ってもらって解決した。
失敗したから強くなった。今はアクセストークンの有効期限を毎月確認している。
あなたへ。
「私もやりたいけど、技術的なことがわからなくて…」という声をよく聞く。
わからなくていい。わかろうとしなくていい。何をしたいかさえ明確ならば、ツールに任せられる。
Claude Codeでも、他のAIでもいい。「こういうことがしたい」と言葉で伝えることができれば、コードが書けなくても自動化システムは作れる。時代がそうなっている。
非効率は罪。あなたもやってみて。