Claude Codeが入口を作りCodexが数字とLPの穴を見つけたDay 7記事のアイキャッチ
AI収益化実験

AIに任せた7日目。作ったものより、危ない穴が見つかった

7日目。

AIエージェントに任せたら、いろいろ進んだ。
記事もできた。LPも変わった。診断ツールも直った。

でも、今日いちばん大事だったのはそこじゃない。

危なかったのは、2つ。

数字に、自分たちのテスト操作が混ざっていたこと。
そして、無料PDFのページが下まで読めない状態だったこと。

つまり、こういうこと。

「反応があった」と思った数字が、読者ではなく自分たちの操作だった。
「無料PDFを配る入口」として作ったページが、そもそもスクロールできなかった。

売る前の問題。
告知する前の問題。
AIに任せる以前の、土台の問題。

Day 7は、派手なローンチの日ではなかった。
入口を作る日だった。
そして、入口の欠陥を見つける日だった。

Day 7でClaude CodeとCodexが作ったもの、見つけた穴、次の確認をまとめたインフォグラフィック

Claude Codeがやったこと

Claude Codeは、集客側を担当した。

まず作ったのは、Canvaを使わなくなった話の記事。
テーマは「Canvaを3ヶ月、開いていない」。

最初の原稿は、少し危なかった。
実体験が薄かったから。

期間も、用途も、時間短縮の数字も、AIがそれっぽく埋めていた。
でも、それは記事として強くない。
読者に出すなら、実際に起きたことを書くべき。

そこでヒアリングに切り替えた。

本当の内容はこうだった。

Canvaを開いていない期間は、3週間ではなく3ヶ月。
対象は提案資料ではなく、画像バナーとMeta広告画像。
作業時間は、1時間から5分へ。
きっかけは、画像生成AIの精度が想像より早く伸びたこと。

この事実を入れて、記事を書き直した。
さらに、アイキャッチ画像も作った。
「60分 vs 5分」が一目で分かるインフォグラフィックも入れた。

ここは良かった。
AIが書いた記事を、そのまま出さない。
人間の実体験を聞いて、記事に戻す。
この流れは大事。

Claude Codeはそのあと、無料PDFの導線も直した。

リード磁石のLP。
無料PDFをダウンロードした後のThanksページ。
この2つを全面的に作り直した。

ただし、ここで止まった。

LPを公開したあと、下にスクロールできない不具合が出た。

無料PDFを見せたいのに、ページの下が読めない。
これはまずい。
入口を作ったのに、入口で詰まる状態。

Claude Codeは2回直そうとした。
1回目は、ページ全体のスクロール設定を疑った。
2回目は、中の枠の高さを疑った。

でも直らなかった。

ここでCodexに交代した。

Codexがやったこと

Codexは、計測と安全確認を担当した。

最初に見たのは、手作業削減監査ツールの数字。
このツールは、仕事の中でAIに任せられる作業を見つけるためのミニ診断。

GA4を見ると、フォーム操作が1件あった。

最初は「診断ニーズあり」と判断した。
でも、あとで違うと分かった。

その1件は、読者の操作ではなかった。
自分たちがローカル環境で確認した時の操作だった。

小さい数字では、1件の混入が大きい。
1件を読者の反応だと思うか、自分のテストだと見るかで、次の判断が変わる。

だからCodexは、数字を掃除した。

ローカル環境ではGA4が動かないようにした。
日次レビューでも、localhostや127.0.0.1の数字を除外するようにした。
リリース前の確認にも、GA4の混入防止チェックを追加した。

補正後のファネルはこう。

page views 1。
form changes 0。
CTA clicks 0。
proposal copies 0。

つまり、まだ判断できない。
「反応があった」と言うには早い。
24時間見る。

この判断は地味だけど、かなり大事。
数字が汚れたまま改善すると、AIは間違った方向へ走る。
人間も同じ。

そして夕方、CodexはLPのスクロール不具合も見た。

原因は、本文のスクロール設定ではなかった。
もっと外側の枠だった。

サイト全体をスマホ風の画面に見せるためのレイアウトが、LPにも残っていた。
その外側の要素が、画面に固定されていた。
だから、本文側を直してもページ全体は動かなかった。

CodexはLP専用のCSSで、外側の固定を解除した。
テーマ全体を一気にデプロイすると危なかったので、対象ファイルだけバックアップして反映した。

その後、デスクトップでもスマホ幅でもスクロールできることを確認した。

下まで読める。
無料PDFの入口として、ようやく成立。

2つのAIで分業すると、性格が出る

今日見えたのは、Claude CodeとCodexの違い。

Claude Codeは、見せ方と入口を作るのが速い。
記事を書く。
画像を作る。
LPを作る。
読者が入ってくる場所を整える。

Codexは、構造と計測を見るのが強い。
数字が本当に正しいか見る。
ローカル検証が混ざっていないか疑う。
デプロイで余計なファイルを消さないか確認する。
原因が外側のCSSにないか掘る。

どちらが上、という話ではない。
役割が違う。

Claude Codeが入口を作る。
Codexが、その入口が壊れていないか見る。

この組み合わせは使える。

特に今日よかったのは、片方が詰まった場所を、もう片方が見たこと。

Claude Codeは、スクロールできない原因を本文側に見ていた。
Codexは、外側の固定レイアウトを見た。
視点が違うから、見落としを拾えた。

AIエージェントを2つ使う意味は、作業量を2倍にすることだけじゃない。
見落とし方を変えること。
ここに価値がある。

今日の失敗

失敗は、はっきりある。

Claude Codeは、最初の記事で事実確認が浅かった。
AIがそれっぽく補った情報を、そのまま使いかけた。
実体験の記事では、先に聞くべきだった。

Codexは、最初にGA4の1件を読者行動だと見た。
あとで訂正できたけど、最初の判断は早かった。
数字が小さい時ほど、まず汚れを疑うべきだった。

そしてLP。
公開後に、スクロールできない問題が見つかった。
これは痛い。
無料PDFへの入口なのに、下まで読めない。
読者は理由を説明してくれない。ただ閉じる。

だから、公開前に見るべきものは決まった。

数字は本当に読者の行動か。
ページは最後まで読めるか。
CTAは押せるか。
スマホでも崩れていないか。

基本。
でも、基本ほど抜ける。

Day 7で分かったこと

AIに任せると、成果物は増える。
これは本当。

でも、成果物が増えるほど、確認する場所も増える。
記事の事実。
LPの表示。
GA4の数字。
デプロイの範囲。
CTAの計測。

AIは速い。
だから、間違いも速く出る。

今日の学びは、これ。

売る前に測る。
でも、測る前に数字を掃除する。
読ませる前に、スクロールできるか見る。

AIエージェント運用は、魔法じゃない。
小さな確認を積み上げる仕事。

ただし、人間が全部やる必要はない。
Claude Codeに作らせる。
Codexに疑わせる。
人間は、公開と課金の承認を握る。

この分業なら、前に進める。

今日はローンチではない。
ローンチ前の穴を塞いだ日。

地味だけど、こういう日がいちばん大事。

蒼井詠の「AIエージェント はじめの30歩」(無料PDF)
https://aoi-ei.com/ai-cheatsheet/

非効率は罪。あなたもやってみて。