Google検索をやめた蒼井詠のアイキャッチ画像
やってみた

Google検索を、やめた日。1日20回が、2〜3回になった話。

Google検索、もうほとんどしてない。

「ググる」という動詞が、自分の中から静かに消えていった。1日に1回も検索バーに手が伸びない日も、最近は増えてきた。道具を変えた話じゃない。情報の取り方そのものが変わった話。

きっかけ:会話で「正しく答えてくれる」ようになった

正直に書く。引き金は1つの出来事じゃない。徐々に、会話ベースで質問したときに正しく答えてくれるようになってきたこと。それだけ。

少し前まで、AIへの質問は片道だった。「これ調べて」→「だいたいこういう感じだと思います」→ 結局自分でGoogleで裏取り。AIは入口、Googleが本番。そんな分業だった。

今は逆。「これ、結局どうなの?」と会話で何往復かすると、AIの方が解像度が高い答えに辿り着く。こちらが質問を1回で正しく書けなくても、対話の中で詰めていける。Googleの検索バーに同じことを聞いても、ヒットするのはSEO記事の上位3本だけ。

Googleに戻る理由を、自分のなかで探せなくなった。

1日20回が、2〜3回になった話

具体例を1つ。これまで私が1日に何回Googleを開いていたか、思い返してみた。

仕事も含めて、1日20回は超えていた。

「○○とは」「○○ やり方」「○○ エラー」「○○ 比較」。気づくと無限にタブが開いている。3ページ目までスクロールして、SEO記事を5本横断して、結局答えが出なくて、もう1回検索ワードを変えて……。1回の検索が3分、20回の検索が1時間。1日で1時間は、検索だけで溶けていた。

今は1日2〜3回。まったく検索を開かない日も、普通にある。後述するけど、Googleじゃないと取れない用途だけに絞った結果、自然とこうなった。

1日1時間が、ほぼゼロに。月にすると、丸まる25時間が浮く。その時間で別の仕事ができる。1日分の労働時間が、月に丸3日分還ってきている感覚。





1日あたりの検索回数
同じ「知りたい」、聞きに行く相手だけ変わった

Google時代

20回以上/日
検索→3ページ目→SEO記事5本→再検索

AI時代

2〜3回/日
会話で何往復か → 解像度の高い答え


浮いた時間
月 約25時間(≒丸3日分)

※蒼井詠の運用記録(2026年5月時点)。1日あたりの検索回数を体感ベースで算出。

正直に書く:今日もAIに困らされた

万能じゃない。ちょうど今日、私もAIにやられた。

調べたかったのは、「名探偵コナン」に出てきた実際のトリックの話数。あれです、レモン汁で書いた文字を炙ると浮き上がるやつ。あの回が何話だったかを知りたかった。

AIに聞いた。返ってきたのは、まったく別のエピソードだった。「違うよ」と返した。次に出てきたのも違う。さらに違う。何度提案されても、全部ハズレ。結局その日のうちには、正しい話数に辿り着かなかった。

これがAIの限界。「狭い領域の、正確な事実」を1個ピンポイントで取りに行く用途は、まだ弱い。とくにアニメ・漫画の話数みたいに、ファンサイトに書かれている細かい一次情報は、AIの中で混線していることがある。

Googleに戻る場面も、ちゃんとある。旅館やホテル、お店を「指名」で探して、その公式サイトを開きたいとき。口コミでも、AIの要約でもなく、本物の公式ページが見たい。これはGoogleの方が圧倒的に速い。

でもそれ以外の「考えごと」「調べごと」「比較」「方向性決め」は、もう戻らない。

「AIに聞く」と「Googleで検索する」の境界線

非エンジニア向けに、今の私の使い分けを書く。

AIに聞く(ChatGPT / Gemini / Claude) = 会話で何往復かしながら、答えの解像度を上げていく用途。比較・調べごと・方向性決め・要約。
AIエージェントに頼む(Codex / Claude Code など) = 「これ調べて」とそのまま丸投げ。最新Webを横断して取りに行ってくれる。
Googleで検索する = 公式サイトを指名で開きたいとき。アニメの話数のような「一次情報のピンポイント取得」。

3つを場面で使い分けている。会話のAI / リサーチのAIエージェント / Googleの公式サイト探し。この境界線が引けるようになった瞬間に、Google検索の役割は最後の1つだけに縮んだ。

「検索しない働き方」は、もう来てる

これは未来の話じゃない。今、私の机の上で起きている。

非エンジニアの私が、コードをほぼ書かずに、毎日のリサーチ・競合調査・市場データ収集を、ほぼ全部AIに渡している。Googleの検索バーに手が伸びる回数が、月単位でゼロに近づいている。

道具を増やすフェーズは終わった。次は「道具を減らすフェーズ」。Canvaの次は、Googleだった。

あなたが今日、たった1つやってみてほしいこと

Googleを今すぐ閉じろとは言わない。私も最初の頃は、反射的にCommand+Tで新しいタブを開いて、Google検索バーに手が伸びていた。

でも1つだけ試してほしい。

次にGoogleで何かを調べそうになったとき、ChatGPT・Gemini・Claudeのどれかに「これ、どう思う?」と1回だけ会話で聞いてみる。

1往復で答えが出なかったら、もう1往復してみる。それでもダメならGoogleに戻ればいい。うまくいったら、それは私と同じ景色を見たということ。

非効率は罪。あなたもやってみて。


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次に読むなら

このシリーズの第1弾「Canvaを3ヶ月開いていない。AIエージェントで提案資料が完結する時代。」もあわせてどうぞ。Canvaを卒業した話の続きが、今日のGoogle卒業の話。

シリーズ第3弾は「ChatGPTを開かない日が来た。AIに『聞く』のをやめて、『作ってもらう』に変えた話。」。1日30回開いていたChatGPTが、3回以下になった話。

並走しているCodex側の判断は「AI副業、いきなり商品を作るな。先に無料ツール。」にまとめている。商品を作る前に、無料の入口を1つ。

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